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資金繰り表の作り方|エクセルで今日から始める超入門【中小企業・個人事業主向け】

「資金繰り表ってどう作るの?」会計が苦手な社長・個人事業主へ。エクセルで今日から作れる資金繰り表の作り方を、項目・5ステップの手順・続けるコツまで、たぬき先生がやさしく解説します。

資金繰り表の作り方|エクセルで今日から始める超入門【中小企業・個人事業主向け】
お金・資金繰り

「利益は出ているはずなのに、なぜか口座のお金が増えない」「来月の支払い、足りるかな…」——会社やお店を続けるうえで、いちばん怖いのは“お金が尽きること”です。それを防ぐ最強の道具が資金繰り表。でも「作り方が難しそう」と感じて、手をつけられていない方も多いはず。この記事では、会計が苦手でもエクセルで今日から作れる資金繰り表の作り方を、項目・手順・続けるコツまで、たぬき先生がやさしく解説します。難しい簿記の知識はいりません。

たぬき先生

「資金繰り表」って聞くと身構えちゃうけど、中身はたし算とひき算だけだぽん。一緒に1個ずつ作っていくぽん!

✦ この記事の結論

資金繰り表とは「未来のお金の流れ」を見える化する表。①前月の繰越 ②収入 ③支出 を月ごとに並べ、「いつ・いくら現金が残るか」を追うだけ。利益ではなく“現金”を見ることで、黒字倒産を未然に防げます

1資金繰り表とは?「利益」と「お金」は別物

まず大前提から。利益が出ていても、会社は倒産します。これを「黒字倒産」と言います。なぜなら、売上が立っても入金は1〜2ヶ月後。一方で、仕入れや人件費の支払いは先にやってくる。この“時間差”で手元の現金が尽きると、利益に関係なくアウトです。

資金繰り表は、この現金の出入りを時系列で見える化する表。「いつ、いくら足りなくなるか」を前もって知るための、いわば会社の“天気予報”です。

📝 覚えておきたい合言葉

利益は「意見」、現金は「事実」。決算書が黒字でも、通帳のお金が無ければ事業は続きません。追うべきは“現金”です。

2資金繰り表でわかる「3つのこと」

作ると、こんな“見えなかったこと”が見えるようになります。

💡 資金繰り表でわかること
  • いつ・いくら足りなくなるか:危ない月を、慌てる前に把握できる
  • どう手を打てばいいか:借入・入金前倒し・支払い調整のタイミングがわかる
  • 手元にいくら残せるか:安心して眠れる現金の“余裕”が見える
たぬき先生

「足りない」と当日に気づくと打つ手が無いけど、2ヶ月前に分かれば融資も交渉も間に合うぽん。早く知るほど選択肢が増えるんだぽん!

3資金繰り表の基本構造(たった3ブロック)

複雑に見えても、構造はシンプル。縦に項目、横に「月」を並べ、次の3ブロックで組み立てます。

🧱 3つのブロック
  • ① 前月繰越:前の月から繰り越した現金(=月初の口座残高)
  • ② 収入:売上の入金、その他の入金(借入・補助金など)
  • ③ 支出:仕入・人件費・家賃・税金・借入返済 など出ていくお金

そして「翌月繰越 = ①前月繰越 + ②収入 − ③支出」。この翌月繰越が、次の月の「前月繰越」になります。これを横につなげるだけです。

資金繰り表をエクセルで作る5ステップを説明する経営たぬきの図解

4【手順】エクセルで作る5ステップ

では実際に作ってみましょう。エクセル(やGoogleスプレッドシート)があればOK。次の順番どおりに進めるだけです。

1

横に「月」の列を作る

今月から6ヶ月先まで、月の列を用意します(例:6月・7月…11月)。

2

一番上に「前月繰越」

最初の月の前月繰越に、今の口座残高を入れます。ここがスタート地点です。

3

「収入」項目を入れる

売上入金・その他入金を、実際に入金される月に書きます(売上が立った月ではなく“入金月”がポイント)。

4

「支出」項目を入れる

仕入・人件費・家賃・水道光熱・税金・借入返済などを、実際に払う月に記入します。

5

「翌月繰越」を計算する

翌月繰越=前月繰越+収入−支出 の式を入れ、その値を次の月の前月繰越にコピー。これで完成です。

✅ もう一歩、精度を上げるコツ

資金繰りがギリギリの時期は、月単位ではなく「13週(約3ヶ月)を週単位」で作ると、いつ底をつくかが正確に見えます。まずは月単位でOK、慣れたら週次に挑戦しましょう。

5続けるコツ・つまずきポイント

資金繰り表は「作って終わり」ではなく、毎月更新して初めて効果を発揮します。続けるための注意点はこの3つ。

⚠️ ここでつまずきやすい
  • 「予定」と「実績」を分けて書く:予測と実際のズレを見て、精度を上げていく
  • 入金・支払いの“時期”を正確に:金額より「いつ動くか」が命。サイト(締め日・入金日)を確認
  • 完璧を目指さない:ざっくりでいいから毎月続ける。続けることが何より大事
たぬき先生

最初は当たらなくて当然だぽん。3ヶ月も続けると“読み”が当たり出して、お金の不安がスーッと減るぽん。まずは1ヶ月、はじめてみるぽん!

今日から資金繰り表を始めようと伝える経営たぬきのイラスト

6よくある質問(FAQ)

簿記の知識がなくても作れますか?
はい。使うのはたし算とひき算だけです。会計の専門知識は不要。口座の出入りを書き写していくイメージでOKです。
どのくらい先まで作ればいい?
まずは3〜6ヶ月先まで。資金繰りが厳しい時期は、13週(約3ヶ月)の週単位にすると、より早く危険を察知できます。
会計ソフトがあれば不要では?
役割が違います。会計ソフトは主に「過去」の記録、資金繰り表は「未来」のお金の予測。未来を見るのが資金繰り表の仕事です。

7まとめ:通帳を“予報”に変えれば、不安は減る

資金繰り表は、難しい会計知識のいらない、いちばん身近で強力な経営の道具です。「前月繰越+収入−支出」——このシンプルな式を毎月つなげるだけで、お金の不安は「見える化」され、ぐっと小さくなります。

🦝 今日の宿題(これだけ!)
  • 今の口座残高を「前月繰越」に書く
  • 今後3ヶ月の入金・支払い予定を書き出す
  • 毎月末に「実績」を更新する習慣をつくる
たぬき先生

お金の見通しが立つと、夜もぐっすり眠れるぽん。まずは1枚、いっしょに作ってみるぽん!🐾

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keiei-tanuki

経営たぬき編集部。中小企業・個人事業主の「どうすればいい?」に、やさしくお答えします。

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